パートミシェル&マリナ リンダ
朝食の並んだテーブルは見事で、焼きたてのクロワッサンにサラダ、ミシェルのいれた紅茶に、あたしの焼いた卵のプレート―――。
でもその中で、あたしの焼いた卵だけが異彩を放っていた。
「・・・マリナ、これは何だ?」
そう聞いてきたミシェルに、遠慮がちに答える。
「な、なにってプレーンオムレツよ・・・焼き始めた時までは」
語尾を小さく言って、あたしはミシェルのでかたを待った。
「マリナ、俺の知ってるオムレツってゆうのはラグビーボールのような形で、フワフワしてるんだけれど、お前のコレはオムレツと呼ぶにはあまりにも失礼だぞ」
呆れた顔であたしを見下ろすミシェルはいたずらっ子のようで、あたしは自分の料理を馬鹿にされたのも構わずに、少し嬉しくなってしまった。
呆れた顔であたしを見下ろすミシェルはいたずらっ子のようで、あたしは自分の料理を馬鹿にされたのも構わずに、少し嬉しくなってしまった。