2011/04/17

蜜月6 明けない夜の中で

そこはこの世の果ての夜空のようだった。

見たこともない星座が天を飾り、見たこともない夜の姿がそこにあった。




その不思議な様相は、あたしの体に燻っている快感と相俟って、軽い目眩を引き起こさせた。
突然、白いオーロラが目の前を横切ったように見え目をこらすと、それはローブの裾だった。



―――横たわるあたしの隣で、煩わしそうにローブを脱ぎ捨てたシャルル。













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